TYPE-MOON好きと言いますか、どごぞの呼び名では型月厨と申せば良いのでしょうか。
彼らからは既に黒歴史と化され、有って無かったことにされている真月譚月姫というアニメがあります。

シナリオが糞だとか、キャラの顔が違いすぎるとか、原作とかけ離れてるとの理由でファンにはお気に召さなかったようですが、私翔にはそうとは思えません。
なにせ、原作であれほど酷い扱いを受けているさっちんが!キャラを立てて!!活き活きと!!!
要するに、アニメとしての出来はどうであれ、さっちん狂の自分としては名作だ、そう言いたい。

ここでは、真月譚で健気に奮闘するさっちんの活躍を、さっちん記譚と称して保管して行きたいと思いまする。


episode 07 蒼い咎跡
おそらく、さっちんの最大にして最後の見せ場のお話です。
最終話にも見せ場はあるのですが、その保管はまた今度にしましょう。


「遅いねー。」タイトル後、最初の発言はなんとさっちん。
し、しかも私服!!!!!さっちん旋風の予感。

今日は遠野くん、乾くん、シエル先輩と4人で遊園地へ遊びに行きます。
でも、約束の時間に現れない遠野くんに不安を感じるさっちん。

あ、やっとわたしの遠野くんが来た!…と思う矢先、彼の後ろには謎の美人さんが!!



「えぇっ?」思わず声を漏らすさっちん。不安色バリバリな表情です。ゲームでは見られません。

「遠野くんと方を並べて時間に遅れて来るなんて!!!」
さっちんより殺気を含むオーラが発されています。

なーんだ、妹さんだったのかー。「ほっ」

「乾くん、いっっっっつも遠野くんにベタベタして!!このハードゲイが!!!!」
さっちん、落ち着いて。


いきなり遠野くんの(ちょっとだけ美人な)妹さんに紹介を求められてびっくりさっちん。
このきょとんとした顔が非常に激しくイイ。


思わずパチクリ。
「あ、えーと、クラスメイトの弓塚さんだよ。」遠野くんの紹介は必要最低限に簡潔でした。


「遠野くん、それだけ?『俺の嫁のさっちんさ』くらい言って欲しかったな〜」
微妙に顔を崩れ気味に「こんにちは」
田中かほりはこの際、殺意と宣戦布告込めた演技をしているのであろう。



シエルを紹介されてふんっ、と顔を背ける礼儀知らずな妹。
「えっ?」宣戦布告の矛先はなんとシエル。
「わたしってアウトオブ眼中?」さっちんショック...........


「こんな尻でかメガネのどこに遠野くんの気に入る要素があって?」
妹に自分より大きな敵と見なされた隣のメガネの顔をジロ見さっちん。
「こいつ、絶対歳ごまかしてるよ…20は行ってるね…」

敵意を隠さず曝け出す妹とシエル。 「せ、先輩…」
「ちっ、どいつもこいつも大人じゃねーなー…遠野くんの前でみっともないっての」
さっちんは大人!大人!




「やはりメガネは駄目だな…」
これからの嵐を予感するさっちん。がんばれさっちん負けるなさっちん。

電車。せっかく遠野くんと肩がぶつかるくらい(ぶつかってるのは乾)隣に座れたのに、
バカ女二人の殺伐とした雰囲気のせいで嬉しいものも嬉しく思えない。哀れさっちん。

バカ女二人のせいで遠野くんとお話も出来やしない。哀れさっちん。
今の自分の位置についてちょっと考えちゃう。哀れさっちん。

人を挟んで煽り合うバカ女二人。
「やれやれ…」まともなセリフもないまま完全に脇役モード。哀れさっちん。

妹はハッキリと物を言う。言い過ぎる。
「はぁーー…」ああやってズバズバ言えたらな、とちょっと羨ましがっちゃうさっちん。
不毛な煽り合いの絶えない車内。さっちん疲れて溜息ですよ。
しかしこの顔は酷すぎだろ。作画スタッフの愛の無さが感じられます。
「いいもん、わたしは遠野くんにだけ愛してもらえれば!」
……それも無理な相dゲフンゲフン!



でも動画枚数は結構多いのよ、さっちん。

ようやく電車内での戦いが終わったのも束の間、新たな敵を従えて第二部開幕。
茫然自失気味なさっちん。「戦いはまだ、始まったばかりだった…。」

うん?なんかさっちん、急に脚がキレイになったね?
ミニスカハァハァ美脚ハァハァ…

この謎のパツキン美女の詳細は当然妹が求める。「ま、当然だよねー」

どうやら外人さんらしい。この世界じゃ髪の色で判断は難しいからねー。
それにしても「いつも志貴をお借りしてます」は無いだろ。絶句さっちん。
妹のすぐ隣に居たはずがいつの間にか消されてるし。哀れさっちん。

ホント台詞無いよねー。

どうやらさっちんには乗り物を指定する権限すら無いらしい。哀れさっちん。

さっちんの姿が1ミリたりともありません。

あ、さっちんだ。何処にいたんだい?

「もう少し休んだ方がいいんじゃない?」
冒頭の「こんにちは」以来のまともな台詞だと思われる。遠野くんをいたわる気持ちは一番。


遠野くんが無事と解るや否やすぐさま乗り物を指定するパツキン外国人。
なんだかパチクリキャラになってしまったさっちん、見せ場はまだなのか。

二人乗り観覧車………!!おそらく本日最大のチャンスがやってまいりました!
「やっと…わたしにも光が……ジャンケンの神様、わたしに力をっっ!!!」

「乾くんとか………orz」本気で落ち込むさっちん。

吸血鬼に教会、遠野家となんだか重い話の後に登場。音楽も止み、まさかオチ担当?

「いいのかこのままで?」いきなり乾くんが何か言って来ました。


「えっ?」…さっちんこればっかだな。

「好きなんだろ…?あいつが。」
見抜かれてましたw「あーやっぱりそうだよねー普通バレるよねー解るよねー」



「ん……でも…彼女が居るし…」やっぱりパチクリしますさっちん。
あのパツキン外人が遠野くんの恋人と思い込んじゃいます。あの状況じゃ普通そうなるよね。

「わっかんねーぞー、あいつは鈍感だからな。黙ってたら一生気付かねぇぞ」
「乾くんに励まされるなんて…屈辱…」弓塚家における恥です。

「んんっ!」
"遠野くんちのメイドさんが作ったお弁当"を食べ、ご満悦なさっちん。それでいいのか?

なんとも美味しそうな表情ですね。

「美ー味しいーっ」
料理の腕では素直に負けを認めます。ていうか公式にさっちんの料理の設定なんてあるっけ?

「ちょっと乾くん、うるさいよ」
今日の有彦は場の空気をなんとかしようと必死です。

遠野くんは普通の料理が良いそうです。
「それならわたしが!!」と言い出したいところですがとりあえず(台詞が無いので)黙ってます。

パツキン外国人の遠野くんの彼女の人と妹がケンカを始めました。
そして遂に背景と化してしまった。哀れさっちん。

当然のごとくシエルも参戦。
(台詞がないので)傍観を決め込むしかないさっちん。

あまりに扱いがぞんざいなので遂に吸血鬼モードに突入しそうなさっちん。
目に輝きがありません(髪で隠れてるだけ)。

バカ女どもが遠野くんを困らせっ放し。そろそろさっちんも我慢の限界です。


ため息をつく遠野くん。困ってる彼を見過ごすわけにはいけません。
台詞も出番も無いのなら、無理矢理作ればいい。さっちん、行きます!

バン!!!
立ち上がーれー立ち上がーれー立ち上がーれーさっちん〜

「いい加減にしてください!!」
「遠野くんが困ってるじゃないですか!!!!」

一同唖然。





「…あっ」
どうやら無意識だったらしいよこの子は。








ストン。
「……っ」
「やっちゃった、遠野くん。わたし、こんな子じゃないんだよ、本当。」
「周りがあまりにも遠野くんのこと考えないであーだこーだ言うから、わたし…」
勢いで大きな声を出してしまい、やば気を感じてます。

でもなんとかそのお陰で丸く収まったみたいだよ。さっちんGJ!!!!!1
なんか温泉に行く事になったみたいです。

パツキン「温泉て初めてはいったわぁー」
さっちん「そうなんですか?」
パツキン「気持ち良いのねー」
さっちん「ええ」
な、ななななんと、シエルも妹も温泉を拒否したため、必然的にこの珍しい組み合わせが!!

き、きききききききキタアああアあアアアぁアあアアアアァぁぁァアアああアあアアあ!!!!
立て続けに見せ場が!!!!!今度は二重の意味で見せ場が!!!!!!!!!1
真月譚最大の見せ場が!!!!!!!キタああああああああ!!!!!!!!!11
見える!見えるぞおおおおぉぉぉお!!ララァ、わたしにも刻が見える!!!!!!!1
ほら、目を細めて……見えるでしょ?アレが…解るよララァ…僕にもアレが見える……。

特に会話がありません。
でもまさか温泉仕様とは……真月譚万歳。



さっちん、パツキン美人彼女をチラ見で観察。

「アルクェイドさんって…遠野くんのこと、どう思います?」
なんとさっちんから仕掛けた!!切り出した!!ていうか首!背中!うなじ!!
「志貴のこと、好きなの?」




うなずいた……のかな?この横の髪がイイね。綺麗だね。美麗だね。
セイバーみたいだね。いや、セイバーに似てるんじゃなくて、セイバーが似てるんだ。
「遠野くんはわたしのこと、友達くらいにしか想ってないから……」
切実な悩みを吐き出してしまうさっちん。嗚呼、青春の日々よ。






細かい動画ですね。
パツキン「そうかなぁ?…志貴は大切に想ってるわよ」

「…貴女のこと」






「…ぇっ?」
そう、さっちんは知らないが、アルクは見てるのだ。
例のホテルでの事件の被害者名簿にある彼女の名を見て、泣いて悔しがる志貴を。

でもまあ、恋人だと思われる美人さんにそんなこと言われたってねえ。
「遠野くんは誰にでも優しいんです……わたしだけが特別じゃないから…」
嗚呼、青春の日々よ……。





動画は兎も角として、この顔は非常にイイね。心情がありありと見えます。




「わたし、アルクェイドさんがうらやましいです!」










さっちん、気合注入。確信に迫る疑問をぶつけてみようと思います。



「恋人、なんでしょ?」
言ってしまった。言ってーしまった……。白鳥は…。

「……」

パツキン「違うんじゃないかな」




「えっ?」
驚くさっちん。そりゃあ、驚きますとも。(動画の酷さにも)

そういう対象にはならないと言うパツキン。
「だって、アルクェイドさん綺麗だし、スタイルいいし…」さっちん………。
そういうことじゃない、とパツキン。
「えっ…」

「わたし、人間じゃないから…」
「…」

「面白い人ですね、アルクェイドさんって」
「そう?」

「…ええっ」

この謎のパツキン美人外人が遠野くんの恋人ではないと判明した。
それどころかそういう対象にはなれないと告げ、しかも冗談の面白い人だ。
さっちんは、この人とは友達になれると感じたに違いない。



楽しかったと口々に言う皆さん。
「ちょっと、疲れたけど」まあ、うるさい女同士の戦いがあったしね…。

「なにかあったのかな?」
有彦のこの言葉で、episode 07 蒼い咎跡は終幕を迎える……。

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